シンプルな素材で

ゆっくりと熟成・発酵

くまのごちそうは、「家族に食べてもらいたい」想いの延長線上で、お裾分けの気持ちで大切にパンづくりをしています。

無添加生地はもちろん、必要な素材を吟味して素材を使い分ける「引き算のパン」です。


食事パンの生地は基本的に、

粉、水、自家培養酵母、塩でシンプルにつくっています。必要に応じて砂糖や有機モルトエキス(大麦麦芽)などを加えます。

風味の豊かさを求める菓子パン(の一部)には、必要に応じて卵・乳製品・砂糖を使っています。


自家培養酵母のパンは、酵母ができあがるまで数日~一週間かかり、その後パン生地の仕込みから焼き上がりまでは2~3日かけて丁寧につくります。


市販の酵母(ドライイーストなど)も添加しておらず、

長時間ゆっくりと熟成・発酵させて旨味を引き出しています。


仕込み、製造から販売まで一人で行うため、営業日も少なく、また一日に焼ける量は十数種類でありますことご了承ください。

営業は主に土曜日ですが、メニューにつきましては営業日の数日前(営業日が土曜日であれば月~火曜日頃)にInstagramにアップしております。

お取り置きのご予約や発送のご依頼も、営業日の週の4日前まで(営業日が土曜日であれば火曜日まで)にInstagramのDMやLINE、メールでお知らせください。


※なお、乳製品・卵不使用のパンも、乳製品・卵を含む共通の設備で製造しています。


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問い合わせ(email)

kumagochi★gmail.com

★をアットマークに変えて送信ください。

韓国語可能(한국어 가능합니다)


主な材料

小麦粉:春よ恋、きたほなみ、キタノカオリ、ゆめちからなど北海道産

ライ麦粉:自然栽培ライ麦粉(北海道産)、有機ライ麦粉(アメリカ産) 

酵母:自家培養発酵種(北海道産米や米麹、有機ライ麦粉由来)

油脂:有機ココナッツオイル、有機オリーブオイル、太白胡麻油、北海道よつ葉バター

   ※バター使用の商品は菓子パンや焼き菓子の一部です。

砂糖:きび糖(鹿児島県産)、有機ココナッツシュガー

:飛ぶ鳥農場さん(石狩市)の「海の街たまご」(平飼い卵) 

  ※入手困難な場合は生活クラブさんの卵などになる場合もあります。

:海の精

その他:有機モルトシロップ(大麦麦芽)


パン生地にはイーストフードや乳化剤などの添加物は一切使用しておりません。

ナッツ・ドライフルーツ等の具材も、品質と価格のバランスを考えながらなるべく無添加・有機を選んでいます。

材料についてできる限り情報を開示します。


パンは主食にも嗜好品にもなり得る食べ物ですが、

忙しい日々のなかでほっと一息できる味わい深いパン、

心身ともに活力となれるようなパンを目指しています。


「家族に食べてもらいたい」想いのパンづくり

みなさんはパン屋でさんでパンを買うときに、原材料は気にしていますか?


あるとき、巷で人気のパン屋で食パンを買った際に、

一週間経ってもしっとりふわふわしたままで驚きました。

それが多くの店において(あくまで私が行ったなかで)。


なぜ劣化しないのでしょうか。

実は袋を開けた時から

小麦ではない臭いと食べてみると舌に残る感じで(もっというと見た目の段階で)

なるほどと気付きました。


個人のパン屋だから無添加とは限らないし、

「天然酵母パン」が必ずしも無添加でもないし(酵母はあくまで原材料のひとつです)、

逆にチェーン店だから添加物使用とも限らないです。


ちなみに・・・

「天然酵母パン」と名乗っていても、それは要するに市販の「天然酵母」と呼ばれる

顆粒状の酵母を添加しているに過ぎない場合が多いです。

(もっというと、イースト菌はそもそも天然のもので、ドライイーストは工業的に培養したものです)

あるいは、「自家製酵母(自家培養酵母)を使用しています」といっても、

発酵を促すためにドライイーストや生イーストを併用しているパン屋もまた大半のようです。

それが良い悪いではなく、「天然酵母パンだから身体に良い」というイメージに騙されることなく、

私たちは食品を購入するときに、誰がどのように、あるいはどのような思いで作ったのか、

本質をしっかりと見ることが大事だと常々感じています。


私はパンをつくる側なので、パンの味には敏感なほうだと思います。

また、美味しさは人それぞれですが、その前提としての安全性は(もちろん衛生面も)もっと大事だと思います。

特に、未来を担う子どもたちのことを考えたいです。


ちなみに通常パン屋さんの商品に原材料の表示がないのは、

口頭でお客さんに直接お伝えできる前提だから省略しているに過ぎません。

とはいえ、お店でいちいち添加物入っていますか?!と聞くのはちょっと気が引けますよね。


くまのごちそうでは原材料をできる限り開示します。

伝えないと伝わらない!と思うからです。

つくりたいのは、小麦を感じられる味わい深いパンです。


私は社会人になってから製菓学校で学び、製菓衛生師という国家資格を取得しました。

添加物については机上の知識として、

たとえばそれを入れたときのボリュームの比較なども実験して理解しました。

けれど、単に美味しくないし、添加物を使う意味が理解できなかったので

家庭製パンの作り方を貫いています。

パン屋で働いたこともありません。


短時間で発酵させるどころか、

長時間ゆっくり熟成・発酵させるので

たくさんの種類は焼けないし、

生地ごとに小麦粉の配合も変えたりと

非常に効率が悪いです。

(家庭でパンづくりされている方ならわかると思います)

いわゆるパン屋さんとしての技術は劣っていると笑われるかもしれません。


なお、ふわふわしたパンがイコール添加物入りという意味ではないです。

菓子パンだろうとハード系だろうと

良い材料で手間をかけてつくれば

パンは本当に美味しいです。

同時に、パンは本来焼き上がった瞬間から劣化が始まるものなのです。

(それでも自家培養酵母のパンは発酵の働きにより長持ちするほうです)


私は自分の子どもに食べさせても良いものだけをつくりたいし、伝えたいし、

子どもたちみんなが(もちろん大人も)

笑顔で美味しく食べてくれるのはとても嬉しいことです。


木の温もりに包まれる店舗

くまのごちそうは、北海道石狩市花川北の閑静な住宅街にある小さなパン屋です。

昭和53年に建てられた、かつて北海道内に普及していた三角屋根のコンクリートブロック造住宅を自然素材で大規模リノベーションしました。

結婚後、一時期住んでいた古い木造住宅のカビの影響で軽度だったアトピーが重症化、入院までしてしまったことがきっかけとなり、体に取り入れる空気の大切さについて考えるようになりました。

(現在、症状は治まっています)。


家全体に北海道産の無垢材や和紙、ホタテ貝殻の漆喰風壁、また天然塗料を使用し、下地にも合板を使用しておりません。

外壁は木酢液仕上げの道産カラマツ材で仕上げています。

店舗部分はとても狭いですが、心地よい木の温もりを感じていただければ嬉しいです。


所在地 061-3212 北海道石狩市花川北2条3丁目8

英語) 8, Hanakawakita 2-jo, Ishikari Shi, Hokkaido

韓国語) 홋카이도 이시카리시 하나카와키타 2조 3초메 8


営業日:不定休 (土曜日を中心に、週1回程度の営業)

토요일을 중심으로 영업합니다만 찾아오시기 전에 홈페이지,인스타 등을 확인해주시기 바랍니다.


営業時間:10~15時(売り切れ次第クローズ)


駐車場:店舗入口前、2~3台有


お支払い方法:現金のみ(cash only,신용카드 불가능합니다)

 ※クレジットカード利用不可


備考:レジ袋の用意がございません。手提げの紙袋は有料とさせていただきます。

   マイバッグのご持参お願いいたします。

   可能でありましたら、パンを入れるマイ容器のご持参にもご協力ください。

   店舗入口前にスロープ設置しております。店内は狭いですがベビーカーのご入店も大丈夫です。


店主プロフィール  mami

札幌市出身。北海道大学大学院在学中に松下国際財団の奨学生として韓国へ留学。

修士課程修了後、韓国にて就業。

韓国に広がる「日本のパン」にホームシックを救われたと同時に、日本のパンの美味しさに改めて気づき、今度は好きなパンを作りたいと思うようになる。

帰国後は会社勤めをしながら製菓学校やパン教室で製パンを学び、なかでも自家培養酵母パンの味わい深さや面白さに目覚める。

2015年、製菓衛生師(国家資格)免許を取得。

「くまのごちそう」の屋号を掲げ、当時居住していた道北地域において、工房を借りながら道の駅での委託販売、イベント出店でパンの販売を開始。

2020年、石狩市にて実店舗オープン。

パン以外の興味は韓国語や韓国ドラマ鑑賞。

韓国語能力試験6級(最上級)合格。通訳経験あり、引き続き勉強中です。